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はじめして

 はじめまして。加藤友文法律事務所で事務を担当している中川と言います。

 当事務所はこの度、稲沢にて事務所を開設いたしました。場所はお車でも来所しやすい大通り沿いにあります。もちろん、駐車場も完備していますので、ご安心下さい。

 

 よく場所についてお問い合わせがあるのですが、「高御堂の交差点の、来来亭の前に・・・」と言うと「あ~~」と通じる位、分かりやすい場所にあります。実は私も稲沢市民なのでこの交差点はよく知っていました。まさか、よく見ていたこのビルに勤務することになるとは、人生よく分からないものです・・・。

 

 話は逸れてしまいましたが、これからはこちらのブログを担当させていただきます。まだまだ新米な事務員なので、そんな私が見た(知った)法律事務所の中身を書いていこうかと思っていますので、よろしくお願いします。

 

 

2017年02月24日

名前に「総合」ってついている事務所とついていない事務所の違いって?

 法律事務所の名前には、「○○総合法律事務所」というように「総合」がついている事務所と、うちの事務所のように何もついていない事務所があります。その違いって何でしょう??

 と、疑問に思ったので加藤先生に聞いてみました。で、コッソリwikiさんにも聞いてみました・・・・

 

 答えは・・・・明確な違いはないそうです\(◎o◎)/!

 「広い分野にわたって、何でも相談を受け付けますよ」という意味で名前に「総合」を付けたいな・・・という事務所の名前が「総合法律事務所」となり、「まぁ、あえて付けなくても・・・」という事務所の名前には「総合」が付いていない。そんな訳だったそうです。

 今まで、「総合法律事務所」は広い分野を扱う「総合的」な事務所で、それが付いていない事務所は狭い分野しか扱わないのかと思っていたので、とっても意外でした(^0^;)

 因みに、当事務所はどんな分野でもご相談をお受けします(*^o^*)

2017年03月01日

結局、弁護士って何ができるの???

 時々、訊かれるのが「弁護士って何ができるの?どういう仕事なの??」という事です。

 

 「弁護士」と聞くとイメージされるのが、裁判所の法廷で「異議あり!!!!」と言っていたり、「被告人は無罪です」とか言っている場面なのではないでしょうか?(実際、私もそういうイメージが強くありました)

 

 裁判には大きく分かれて刑事裁判と民事裁判があります。簡単に言ってしまえば、警察に捕まって裁判所で裁かれるのが刑事裁判、お隣さんや物の売買で争いになった時に裁判所で決着をつけるのが民事裁判です。なので、「被告人は無罪です」と言っている場面は刑事裁判ですね。というと、TVで見かけるのは殆ど刑事裁判ですね。

 

 TVでやっている通り、弁護士は刑事裁判で被告人を弁護します。相手は検察官という法律のスペシャリストなので、それに立ち向かうには同じく法律に詳しい人についてもらないと、法律を全く知らない被告人は圧倒的に不利です。そこで、検察官と同じく法律に詳しい弁護士が被告人の言い分を裁判で言ったり、手続きをしたりするというわけです。これは多分、TVのドラマなどでもよくやってますよね(私はよく観てます・・・・)。

 

 でも、このお仕事は弁護士の仕事のほんの一部だそうです。確かに、事務所の先生を見ていると刑事事件にかかりっきり・・・・というわけではないです。どちらかと言えば、もう一つの民事裁判などのお仕事の方が多いように見えます。

 

 では、民事裁判では弁護士って何をしてるのでしょう?

 実は・・・・殆ど書類を作っています。意外だったのですが、民事裁判って殆どが書類のやり取りなんです。「あいつに○○円貸したんだ。返せ」という書類を作ったら、相手から「○月○日に返したよ」という書類が来る・・・・みたいな。それを裁判所に提出して、裁判が進んでいく・・・。TVで見ている弁護士とは全然違うので、驚きました\(◎o◎)/!

 

 そして、この民事裁判では基本どんな内容でも裁判ができるので(裁判所が受け付けてくれるものならば・・・ですが)、結局「弁護士って何が出来るの???」と訊かれると、なかなか答えにくいみたいです。

 

 

 そんな話をしていると、大体訊かれるのが「じゃあ、司法書士さんとは何が違うの?」ということですが・・・・弁護士は無制限で何でも出来てしまうけど、司法書士には出来ることに制限がある、というところでしょうか?

 例えば、司法書士は140万円以下の民事事件について相談・交渉・和解をすることはできますが、裁判をすることはできません。一定の研修・考査を受けた特別な司法書士は簡易な裁判をすることはできますが、それ以上をすることはできません。他にも色々ありますが・・・・・

 これは、弁護士は司法試験に合格して、法律について高度で広い知識、そしてそれを操る技術があると言える人たちなのですが、司法書士は司法試験を受けてはいないのでこの能力があるのか分かりません。なので、出来ることに制限があるみたいです。

 

 

 色々、長々と書いてしまいましたが・・・・・結論、「弁護士は何でも出来ちゃいます」

2017年03月06日

お電話にて・・・・・・

 ありがたいことに、事務所には相談のお電話が入ってきます。

 日頃から、私はその一つ一つに事務として応対をし、先生は弁護士として相談を受けたいと思っています。

 しかし、どうしても相談を承れない場合があるのです・・・・・

 

 それが・・・・

 

 「電話での法律相談」です。

 

 平穏な日常だったのに、突然争い事に巻き込まれてしまい、とても不安になってしまって「一刻でも早く誰かに相談したい」「解決したい」というお気持ちが痛いほど分かるので、電話口にて相談を承りたいのはあるのです。しかし、私達としては相談者のお顔を拝見しながらお話をしたいのです。顔を合わせて話をすると、色々なことが伝わってきます。話の中でどの部分に最も不安に感じているのか?こちらの提案に納得していただけているのか?他にも何か伝えたいことがあるのか?など・・・・。

 顔を付き合わせてお話をして、複雑な感情を含めた色々な事情を解きほぐして、そこに法律を当てはめて解決していくのが法律相談だと言えます。

 残念ながら、お電話では相談者のお顔を拝見することが出来ないので、そのような情報を弁護士は得ることが出来ません。つまり、弁護士はしっかりとした法律相談をして的確なアドバイスをすることができないのです。そのような事情もあり、心苦しいのですが当事務所では電話での法律相談はお断りしております。

 

 なので、争い事の真っ只中にいる時には外に出る時間も心の余裕もないかもしれません。でも、その時間と心の余裕を作るために、少しだけお時間を作っていただき、事務所までお越し下さい。ご予約の時に申し出ていただければ、土日祝日・夜間でも法律相談を承ります。

 

2017年03月22日

証拠のお話。

 裁判をするにしても、しないにしても、争い事になれば『証拠』はとても重要なものになります。

 私も幼い時によく「じゃあ、証拠をみせてよ!」と言っていたものです(^0^;)

 

 弁護士に相談する際に「証拠」というと、探偵を雇って写真を撮ってもらったり、役所に行って書類を作ってもらたっり・・・・など、何だか難しいような気がしますが、実際はそれ程難しいものではないのです。意外に身近なものも証拠になったりするんです。

 

 例えば、職場や学校でいじめがあった場合、誰かが日記を付けていたとします。その日記は証拠になるんです。証拠になるということは、訴訟になった場合、裁判所に提出されて、それを元に事実関係を認めていきます。つまり、「○月○日  今日は××さんから殴られた」と書かれていると、そんな事実があったんだな・・・と裁判所は考えることになるのです。

 何を証明したいのか?その証明したい事実によって必要となる証拠は変わってきますが、他に証拠になるものとしては、HPやブログ・掲示板の書き込み、家計簿、領収書、スマホで撮影された動画や写真、LINEの履歴など・・・私達が普段持っている物があったりします。

 日記・・・と言われると付けていない人が多いと思いますが、facebookなどへの書き込みなどは結構やっている人も多いのではないでしょうか?

 

 そういうものを証拠として使うことがないのが一番ですが、何か争い事に巻き込まれそうになったときには、何か証拠として使えそうな物はないか、探してみるのも大事かと思います。

 

 

2017年03月29日

弁護士の秘密兵器。

 前回からの「証拠」つながりで・・・・・・

 

 弁護士には証拠を集めるための秘密兵器があります。『弁護士会照会』、通称『23条照会』というものです。

 これは、弁護士が証拠を集めたいときに、その弁護士が所属する弁護士会に申請を出すと、弁護士会内で審査をして、弁護士会が証拠となるものの提出をお願いする制度です。

 

 例えば、ある交通事故について訴訟をする準備をしているとしましょう。交差点での交通事故で、互いに信号機が青だったと主張している場合、実際の信号機がどの色だったのかが問題になってきます。そこで、弁護士としては近くにある防犯カメラの映像や、信号機の色のサイクル表、当時の当事者の言い分が書かれた資料など、証拠となりそうなものを集めなければなりません。しかし、所詮、弁護士は一市民です。「証拠としたいから、防犯カメラの映像を見せてください」と言っても、おそらく見せてはもらえません。「警察だったら見せますが・・・・」と言われてしまいます。しかし、民事事件では警察は動いてくれません。そこで、弁護士は弁護士会照会を使います。

 弁護士は、「訴訟の準備で証拠を収集したいので、ここの防犯カメラの映像の開示を請求してください」と弁護士会に申請を出します。それを受けた弁護士会は、本当にその証拠が必要なのか等を検討して、必要と判断されると弁護士会会長の名前で防犯カメラの所有者へ映像の開示を要請します。所有者が防犯カメラの映像を開示すると弁護士会に送られるので、弁護士会はその映像を弁護士に送ります。すると、弁護士の手元にはその防犯カメラの映像が手に入る・・・・という訳です。

 

 この弁護士会照会は他にも、気象庁へ当日の天気の問合せや、インターネットのIPアドレスの照会など、様々なものに使われます。いわば、弁護士会照会は弁護士が証拠を収集するための秘密兵器なのです。

2017年04月10日

法律家の「お言葉」

 今日、先生がとある電話で「しかるべく」とお話をしていました。

 ずっと聞き耳を立てていたのですが、先生は「しかるべく」としか話していませんでした。

 

 「しかるべく」という言葉。文章ではたまに使います。「しかるべくして・・・なった」とか。でも、普通に話す時には、「しかるべく」なんてあまり使いませんよね?

 

 そんな会話から、先生と法律家が使う言葉についての話になりました。

 法律家・・・弁護士や裁判官、検察官が法律上の言葉ではなく、慣習として使っている言葉ってあるの??という話題です。

 

 先程の「しかるべく」は、相手が話している内容で良いですよ、という意味。くだけて言えば「好きにして」という感じでしょうか。

 この他にも、法廷で次の期日(裁判の日)を決めるのですが、「○月×日の□時からはどうですか?」と裁判官から聞かれたときに、既に予定が入っていると「さしつかえ」と言うそうです。これもあまり、日常では使わない言葉ですよね。因みに、「さしつかえ」の理由は話さなくても良いそうです。

 

 反対に、その日で良い場合にはどう答えるのか?ワクワクしながら聞いてみると・・・・・・

 

 「あぁ、大丈夫です」

 「空いてます」

 

 だそうです。

 

 普通じゃないかっっ!!!(>_<)

2017年04月24日

「インフォームドコンセント」と「セカンドオピニオン」

 最近では、真新しい言葉ではなくなった感じがする二つの言葉です。

 これ、時々、病院や医療関係の話になったときに聞いたりします。

 「インフォームドコンセント」とは、医師が患者に対して診療内容などを十分説明し、患者はそれを理解した上で同意し、最終的に治療方針を決めていく・・・というものです。

 もう一つの「セカンドオピニオン」は、一人の医師だけではなく、その他の医師の意見も聞いてみて、多角的に治療方針を探っていくものです。

 

 実はこれ、法律の世界にもあるのです。

 まぁ、弁護士に「セカンドオピニオンをお願いします」というのも変な話ですが、弁護士に相談する時に、一人だけではなく、色々な弁護士に相談するというのも一つの手段といえるのです。それは何故かというと・・・・

 

 例えば、刑法199条には「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。」としています。おそらく、刑法では一番有名な条文、殺人罪と言われるものですよね。

 「人」を殺すと死刑又は無期、若しくは5年以上の懲役になってしまうという内容なのですが・・・・。一見、単純なものに見えますよね?人を殺したらダメなんでしょ?と。

 

 でも、考えてみると、「人」って何でしょう?

 

 「人」=人間ですよね。では、人間って何でしょう?これには人それぞれ、価値観で分かれてくるものなのです。

 

 ここで、押井守監督の『GHOST IN THE SHELL /攻殻機動隊』という映画の話になります。この映画の世界では、人は電脳化といって脳を機械化していたり、義体と呼ばれる機械の体になっていたりします。こうなってくると、その人達は果たして人間と呼んでいいのか?と思ってしまいます。100%機械の体になってしまったら、それってアンドロイドと同じじゃないか・・・と。

 

 ここで、もう一度。

 

 「人」って何でしょう?

 

 手が、足が義手、義足になっている人はもちろん人間です。では、半分機械になっている人は人間なのでしょうか?75%では?99%では?

 

 人によっては99%も機械になっていたら、それは機械だと考えるでしょう。反対に1%でも人間の部分が残っていたら人間だと考える人もいます。なので、人によっては99%機械になった人を殺す(壊す)ことは、機械を壊しているので器物損壊罪(物を壊す罪のこと)だと言うし、他の人は人を殺しているので殺人罪なのだと言うことになるのです。

 

 長くなってしまいましたが、法律とは実はこんな風にとても曖昧なもので、読む人によってその法律が使えるのか、使えないのかが変わってきてしまうものなのです。

 なので、同じ話をしても、弁護士によっては「それは打つ手はないですね」という人もいれば、「この法律で何とかなるかもしれません」と答えてくれる弁護士もいたりするのです。

 

 仮に、弁護士に相談しても納得できないのならば、納得できる答えを持っている弁護士に出会えるまで、色々な弁護士の意見を聞いてみるというのもテなんじゃないかと思います。そして、その話の内容を理解して、納得して同意し、訴訟にするのかどうかを相談者であるその人が決定していくことが最善なのかな・・・と思います。

2017年04月25日

ご予約の時には・・・・・

 当事務所では、法律相談のご予約は電話で受け付けております(ただ今、メールでの受付も検討中です)。

 実は、その際、相談の内容を簡単にお伺いする場合があります。どういったご相談なのか。相手は分かっているのか?分かっているなら、誰なのか?等・・・・

 

 弁護士との法律相談をする前に、何故、事務員にそんなことを話さなければいけないんだ????

 

 不思議に思いますよね。法律相談で相談内容を言えばいいのに、何故、電話口の事務員が聞くのか。

 その理由は、弁護士にあるのです。

 たまに、弁護士は六法全書を丸暗記していると思っている人もいるようなのですが、弁護士も人間なので、六法全書を丸っと暗記はしていないんです。あ、よく使う条文や有名な条文など、主な条文は覚えていますよ。そういう条文ですと、文章自体をまるっと暗記しているみたいです。

 

 でも、相談者が法律相談にみえた時には、法律のプロとしては「どういう法律があるのか知らない」とは言えないですよね。そこで、弁護士は法律相談をする前に、相談に関係する法律や判例を調べておくんです。そのためには、予約時に簡単な事情を知っておく必要があります。そこで、私のような事務員が予約時に相談者の方から事情を簡単にお伺いし、相談者の氏名と合わせて弁護士に伝える・・・というわけです。

 

 では、相手方の氏名を言うのはなぜなのか?

 

 これは、依頼者のためなのです。

 弁護士は依頼者の味方でなければいけないですよね。もし、相談した弁護士が、相手方と知り合いだったら、その相手方の都合のいいように相談者を誘導するかもしれません。そんなことがないように、法律で弁護士は相談者と相手方の両方を代理すること(双方代理といいます)、そして依頼者の利益に反すること(利益相反といいます)をしてはならないことになっているのです。なので、相談をお受けする前に相手方が誰なのかを伺い、今まで相談を受けている人ではないのかを調べているのです。そうすることで、依頼者の方の利益をお守りしています。

 

 弁護士の都合なんじゃないの???・・・・といえばそうなのですが、全てはできる限り依頼者の方にとって、迅速な、そして不利益がないようにするためなのです。相談者の方には不快に感じてしまう質問をしてしまうかもしれませんが、少しだけ我慢をしていただけたら・・・と思います。

2017年05月09日

あなたのすぐそばに・・・・・

 『法律』と聞くと、自分からはとても遠い存在に感じたりしていませんか?

 

 実は、私達の生活は、常に法律と一緒にあるのです・・・・というお話です。

 

 と言われても、法律って、何か問題があったときに弁護士が出してきて、解決してくれるものなんじゃないの?と思われがちですが、実は法律はそういうものではないのです。

 

 法律には色々なものがありますが、この中でもトップクラスで有名なのが『民法』ですよね。きっと、刑法と同じくらい有名なんじゃないでしょうか?

 この民法には、私達の日々の生活の内容が規定されています。

 

 例えば、私達はスーパーに買い物に行きますよね。それも民法にあるんです。

 民法555条 売買は、当事者の一方がある財産権を相手方に移転することを約し、相手方がこれに対してその代金を支払うことを約することによって、その効力を生ずる。

 

 何だか、小難しいことが書かれていますが・・・・つまりは、お店が「売ります」と言って、お客が「買います」と言えば売買契約というものが成立する・・・ということなんです。

 

 こんな感じで、民法には「え??こんなものまで?」という事まで規定されているんです。私達はいつも法律に取り憑かれている・・・といってもいいかもしれません。

 

 では、何故、法律はいつも私達に取り憑いているのでしょうか?

 それは、私達の権利を守るためなんです。

 権利って、「こうしたいんだ!!」というものですよね。でも、こういう主張を皆がしてしまうと、お互いに喧嘩になってしまいますよね。そこで、法律が、どちらの言い分を認めるのか?どこまで認めるのか?という調整役になってくれるんです。その調整役になるために、法律はいつも私達のそばにいるのです。

 

 うちの先生も自己紹介で書いていますが、「身近なトラブルが法律で解決できることもある」というのは、そういうことなんです。

 

 

 法律は、あなたのすぐそばに・・・・・いつもいるのです・・・・・・・

2017年05月25日

通称 『弁護士バッジ』

 弁護士といって初めにイメージされるのが、胸にキラリと光る『弁護士バッジ』ではないでしょうか?

 丸くて金色のアレです。正式名称は『弁護士記章』と言います。

 

 でも、弁護士バッジを間近で見たことがある人は少ないと思います。偽物はよくドラマの中で映っているので見たことがある人が多いとは思いますが、本物となると実際に弁護士に会ってお願いをしないと、なかなかジックリ見ることはないですよね。

 

 因みに、弁護士バッジ(本物)はこんな感じです。

 

 

 

 画像は島根県弁護士会のホームページから拝借しました。

 

 「あ~、コレコレ!」って感じですよね。

 この弁護士バッジは丸く金色の部分がヒマワリ、中心の銀色の部分には天秤が描かれています。ヒマワリの部分は自由と正義、そして天秤の部分は公正と平等を表しています。

 自由も正義も、公正も平等も、どれも弁護士が職務を行う上で大切にしている事で、常に心に留めながら仕事をしています。

 

 この弁護士バッジは純銀製。金色の部分は金メッキが施されています。因みに、弁護士でも知らない人がいらっしゃいますが、このバッジは造幣局製です。え?お金を作っているところで、弁護士バッジを作っているの???っと、『造幣局製』という文字を発見したときに驚きました。

 

 因みに・・・・裏はこうなってます。

 

 

 なかなか良い画像が無かったので、先生にお願いをして写真を撮らせてもらいました。黒抜きの部分には先生の登録番号が入っています。

 

 ちゃんと、『純銀 造幣局製』って書いてありますよね。

 上の部分の文字は、読みにくいですが『日本弁護士連合会員章』と書かれています。日本弁護士連合会に登録している人が弁護士なので、その証となる会員章というわけです。会員章ということで、登録番号が刻印されているんですね。なので、このバッジを無くしてしまうと再発行となります。弁護士会にお願いをして再発行を受けるのですが、元のバッジと区別するために『99999-1』というように、枝番号が付くそうです。なので、裏を見ると、何回無くしたのか分かってしまうそうです。

 

 この弁護士バッジ、純銀で金メッキが施されているので、時が経つとメッキが剥がれて銀色になり、さらにはいぶし銀色になっていきます。なので、キンキラキンの弁護士バッジを付けている弁護士は新人さんという証でもあります。

 

 ただ、余り知られていないのですが、弁護士会では18金(24金かもしれません・・・)製の弁護士バッジを販売しているようです。その弁護士バッジを付けているのなら、キンキラキンの弁護士バッジを付けていてもベテランの弁護士かもしれません。

 

 弁護士が登場するドラマを見ているとき、その弁護士がどんな色の弁護士バッジを付けているのか?と観察してみるのも面白いかもしれません。

2017年06月22日

どこまでもオレオレ詐欺っぽいですが・・・・・

 実は、ある日突然、弁護士から電話がかかってくることがあります。

 うちの事務所の場合

 

 「弁護士の加藤友文と申しますが、○○さんのお電話でよろしいでしょうか?」

 

 という感じでしょうか?

 その後、お電話を差し上げた理由をお話するのですが・・・・・。多くの方が、それまで法律事務所とは関わりがない日常を送っていたと思います。そこに、このような電話がかかってきたら、きっと頭は混乱すると思います。

 

 実はこのような電話が弁護士からかかってくるのは、概ねその人の関係者が何らかの事件に巻き込まれた場合で、弁護士がすぐ誰かに連絡とらなければいけない場合・・・なのです。

 

 人が逮捕をされると、その瞬間から自由が奪われます。家族にも自由に会えない時間が始まるのです。そんな中でも、逮捕された人(「被疑者」といいます)は自分を守るために行動をしなければならないのです。

 

 そこで、法律のスペシャリストである弁護士が被疑者に会ってお話を伺い、行動を開始する・・・・のですが・・・。基本的に弁護士は仕事の依頼を受ける・・・つまり、契約をしないと行動できないのです。しかも、この契約にはもちろん、お金が絡んできます。

 

 このHPにも『弁護士費用』というカテゴリーがあるので、そこをご覧いただけければ分かるのですが、弁護士費用には着手金と報酬金という2種類があります。この二つがどのような内容なのかは、後日説明させてもらうとして・・・弁護士に仕事を依頼するとこの2種類のお金を支払うことになるのです。

 

 お電話ではお支払いをお願いする内容とその金額をお話するのですが・・・・・。考えてみてください・・・。いきなり弁護士と名乗る人物から電話がかかってきて、

 

 「※※さんが逮捕されました。弁護するにはお金が必要です。どうしますか?」

 (実際には、こんな感じではなく、もっと具体的に丁寧にお話します。法律的な話も分かりやすいようにご説明します)

 

 こんな内容の電話がかかってきたら・・・・・オレオレ詐欺っぽくないですか?

 正直、法律事務所の事務が言うのも何ですが、こんな電話がかかってきたら、オレオレ詐欺を疑ってください。顔も知らない人物から、電話でお金の話が出てきたら、警戒してください。

 

 

 

 では、このような電話がかかってきたらどうすればよいのでしょう?

 

 まずは、こちらのお話を聞いてください。どこの・どのような名前の法律事務所なのか?弁護士の名前は誰か?そして、誰が事件に巻き込まれ、今どうしているのか?

 

 それだけでも頭の中に留めておいてください。そして、その後は一度その電話を切っちゃってください。口実は何でもいいので。

 

 その後は、まず、本当にそのような弁護士が存在するのかを確かめます。でも、弁護士って全国にいて、どう調べていいのか分かりませんよね?そこで便利なのが、日本弁護士連合会(日弁連)のHPです。日弁連は全国の弁護士全員が会員として登録している組織です(弁護士バッジにも書いてありましたよね)。そこのHPには、弁護士を検索するページがあります。ここのページの『弁護士検索へ』というボタンをクリックすると、検索ページにいくことができます。

 

 検索ページに来たら、必要な情報を入力して『検索』ボタンを押すだけです。

 

 電話で聞いた弁護士が実在するのならば、ここで弁護士の詳細な情報が出てきます。名前・所属する弁護士会・事務所名・事務所の住所や電話番号などです。

 

 ここまできたら、安心しちゃいますよね?でも、安心しないでください。折角ここまで情報を得たのですから、もう一歩踏み込んで確認をしてみましょう。

 

 表示された事務所に電話をします。うちの事務所でしたら、私が電話口に出ます(時々、先生自らが出ますが・・・・)。そうしたら・・・・

 

 「先ほどお電話をいただいた○○ですが・・・・」

 

 と言ってみてください。そこで話が通じたら、かかってきた電話は本物の、例えばうちの先生がかけたものです。お話の続きをしましょう。そこでお話が通じなかったら・・・・・すぐに警察に電話をしてください。

 

 

 でも、弁護士と名乗る人を犯罪者扱いをするのって、気が引けますよね?私も、「お仕事でわざわざかけてきてくれてるのに、疑うのは申し訳ないかも」と思ってしまいます。でも、こちらとしてはお話をした内容でオレオレ詐欺ではないかとしっかりと疑ってくれた方が安心します。あぁ、しっかりと一つ一つ聞いて確認をしてくれる人だな。ならば、こちらの話もしっかりと聞いてくれるだろう、と。なので気にしないでください。

 

 正直、弁護士もアヤシイ電話っぽいと思いつつ,電話をかけています。

 

 

2017年07月31日

目からウロコだったのです。

 先日、マンガを読んでいた際に、目からウロコが落ちました。

 

 藤崎真緒さんの『ハロー ハロー』というマンガの2巻の中に書かれていた事です。

 

 主人公の女の子は訳あって両親がいません。さらに、陸上でオリンピックを目指していたのに、事故でその夢が絶たれました。

 

 事務所に勤めていて、そして私自身の経験でも言えるのですが、交通事故って揉めるんですよね。信号が赤だったのか、黄色だったのか。一時停止していたのか、スピードはどうだったのか?などなど・・・・・。

 その女の子も事故の相手と揉めていたようです。これは推測ですが、怪我をしたのがオリンピックを目指していた子で、もうその夢を追いかけられない・・・という要素で揉めていたのかな・・・。

 

 そこで、その女の子の彼氏の母親が、弁護士をしている自分の義弟(彼氏にとっては叔父ですね)に、その女の子の後見人と揉めている事故の解決をお願いしたと告げます。

 

 それを聞いた女の子は「ベンゴシって ベンゴシって そんなフツーに?!フツーに!!?」と驚きます。

 まぁ、前のブログにも書きましたが、いきなり弁護士という単語が出ると驚きますよね。特に、女の子は高校生ですから。

 そんな風に驚いている女の子に、彼氏は言います。

 

 

 「弁護士って縁がないとビックリするけど、必要な時は誰でも頼っていい職種だから、おまわりさんとかお医者さんとかと一緒」

 

 「そうなの?ホントに?ビンボーでも?」と問いかける女の子に、

 

 「ホントに。そのために法テラスもあります」

 

 と答えます。

 

 

 この場面に、目からウロコが落ちました。

 

 そう、弁護士ってお金持ちや犯罪を犯した人しか頼れないイメージがありますが、本当は誰でも頼っていい、町のお医者さんのようなものなのです。

 ただ、お医者さんが治すのは人の体ですが、弁護士はその人の日常を平穏に直す事がお仕事なのではないか・・・そう思うのです。

2017年08月04日

あなたの秘密、お守りします。

 弁護士との相談にあたっては、時折、あまり他人には知られたくない事情も話さなければいけないときがあります。

 

 人によりその内容は様々で、勤め先のことだったり、自分の過去のことだったり、生活のことだったり・・・・・。

 それでも、弁護士としてはそれを聞いておかないと、ちゃんとした活動ができないので、相談者に質問します。

 例えば、不倫についての相談ですと、『夫婦間での夜の生活はしているのか?いつからしていないのか?』という質問をします。

 何で、そんなこと聞くの?と思っちゃいますよね。でも、この質問はとても大切なものなんです。実は、この質問の内容で、弁護士や裁判所は夫婦関係が壊れているのかを判断していきます。夫婦関係が壊れていれば、不倫とは考えずただの交際だと判断していきます。

 

 でも・・・・・こういうのって、言いにくいものは言いにくいですよね・・・・?

 もし、このことが他の人に知られてしまったら?と考えると、話したくないですよね?

 

 そこで、弁護士には『守秘義務』というものを負っています。

 時々、聞いたことがある方もいるかもしれません。でも、聞いたことはあるけど、実際どんな義務なの?といまいちピンと来ない方もいるのではないでしょうか?

 

 弁護士法という法律では、こう規定されています。

  23条: 弁護士又は弁護士であった者は、その職務上知り得た秘密を保持する権利を有し、義務を負う。但し、法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。

 

 つまり、仕事に関して知り得た情報は、弁護士の時も、弁護士を辞めた後もずっと秘密にしなければいけないと、法律で定められています。

 

 実はこの守秘義務・・・・結構強いんです。

 例えば、警察からの問い合わせがあったとします。「○○さん、そちらで相談してますよね?何を相談していましたか?」と聞かれても、相談者の承諾がない場合にはお答えしません。そうすると、今度は警察が事務所に来たとします。手続がポンっと飛んでしまいますが、手には時々テレビで見かける【捜索差押許可状】を持っています。その場合でも、弁護士は守秘義務の例外に当たるか否かを検討して、例外に当たらないと判断した場合には、資料の提出を拒むこともあります。

 

 

 他にも、裁判で証人として立った場合にも、守秘義務を盾に証言を拒むことができます。因みに・・・法律上で守秘義務を負っていない人は、証人になってしまうと原則として証言を拒むことはできません・・・・。

 

 もちろん、この守秘義務は事務である私も負っています。なので、お仕事についてお話できるのは、今のところ先生だけです・・・・。

 

 

 というわけで、私たちはあなたが勇気を出して話してくれた秘密を、決して外には漏らしません。あなたの秘密は、お守りします。

2017年11月30日

弁護士の作り方。

 どうしたら弁護士になれるのか、ご存じですか?

 

 たくさん勉強すればなれる。頭が良ければなれる。そして、司法試験に合格すればなれる。

 

 全て、間違いではないと思いますが、正解でもないらしいです。

 

 頭の良し悪しはおいておいて・・・・まぁ、それも大事な要素なんですけど、今回は司法試験のお話をしたいと思います。

 

 弁護士・裁判官・検察官になるには、まずは司法試験に合格しなければいけません。

 この司法試験、実は試験期間が5日間もある長期戦なんです。中休みの日があるので、正確には4日間なんですけど・・・それでも長期戦ですよね・・・。しかも、最終日以外は全て朝から夕方まで試験があります。私は秘書検などを持っていますけど、大体が試験日は1日・2日だったりします。それと比べると、とても長く、過酷な試験なんですね。

 

 そんな長期戦を抜け、無事に合格をすると弁護士に・・・・・というわけにはいかないんです。司法試験に合格をすると、今度は1年間の司法修習という研修が始まるので、それを終えなければなりません。言ってみれば、司法試験は司法研修所(司法修習を行うところ)に入るための入学試験・・・のようなものでしょうか。と、いうわけで・・・・・学校に入った後には卒業試験があります。この試験のことを『2回試験』と言うそうです。この2回試験に合格をすると・・・・・晴れて日本弁護士連合会に登録することができ、弁護士になれるのです。

 

 先生のお話では、この2回試験も1科目につき1日がかりだそうで・・・・。1日かけて資料を読み込み、起訴状などを作成するそうです。感覚的には司法試験の方が楽だったと仰ってました。うーん・・・色々大変そう・・・・。

 

 こんな感じで、弁護士の先生達は体力的にもキツい試験を乗り越えて、弁護士になられた方々です。それもこれも、法律のスペシャリストとして、相談者の方から聞いたお話に法律を当てはめて解決をしていくためなのです。

2017年12月13日

お正月休みに入ります。

 今日は仕事納め!

 という所も多いのではないでしょうか?

 

 当事務所も今日が仕事納めです。なので、今日は事務仕事を少しお休みをして、先生と大掃除をしていました。・・・・・といっても、先生が持ってきてくれた電動ドリルを使って掃除をしたので、あっという間に終わってしまったのですが・・・・・。全く戦力になっていない事務員ですみません・・・・・・。

 

 というわけで、当事務所では明日からお正月休みに入ります。年明けの業務開始は1月5日からとなっております。この日まで、お仕事を覚えていられればいいのですが・・・・・。

 

 それでは、2017年もお世話になりました。

 よいお年をお過ごしください。

 

 加藤友文法律事務所

 

 

2017年12月28日

年末年始のおしらせ

 先生のスケジュールを確認していて気付きました。もう2018年も終わりですね。

 実は今年は2月から8月まで事務所をお休みしていたので、私にとって本当にあっという間の2018年でした。皆様はどのような一年でしたでしょうか?

 

 というわけで、事務所もそろそろ年末に向けて動き出しました。そこで、皆様に当事務所の年末年始の営業日のお知らせです。

 

 

 休業日:2018年12月29日~2019年1月6日

 

 

 上記の期間は勝手ながら事務所はお休みさせていただきます。新年は1月7日から業務を再開致しますので、よろしくお願いします。

 

 それでは、今年もお世話になりました。来年も今年以上に頑張っていきますので、宜しくお願い致します。

 

加藤友文法律事務所

2018年12月18日

お盆休みのお知らせ

当事務所は8月13日(火曜日)から8月16日(金曜日)までの間、夏期休暇とさせていただきます。

 

事務所の再開は、8月19日(月曜日)となります。ご用がある方は、留守番電話にてメッセージを録音していただければ、折り返しこちらからご連絡を差し上げます。

2019年08月08日

お盆休みのお知らせ

 今年も暑い時期がやってまいりました。

 

 当事務所は8月16日までの間、夏期休暇とさせていただきます。

 

 事務所の再開は8月17日(月曜日)からとなります。夏期休暇中における当事務所へのご連絡は、

留守番電話にて伝言を残していただければ、再開後にこちらから追ってご連絡を差し上げます。

 

 

2020年08月11日

年末年始のおしらせ

今年も残りわずかとなりました。事務所の営業日も今日が今年最後の日となりました。皆様、今年はどのような一年でしたか?

 

 

2020年12月29日~2021年1月6日

 

年末年始の事務所の営業日ですが、上記の期間はお休みさせていただきます。2021年1月7日からは通常通り営業しますので、よろしくお願い致します。

 

来年はこの事務所が開業して5年となる節目の年でもあります。更に身を引き締めて業務に当たらせて頂きたいと存じます。来年も皆様にとりまして良い一年でありますよう、事務所一同心よりお祈り申し上げます。

 

加藤友文法律事務所 一同

2020年12月28日

お盆休みのお知らせ

 毎日、暑い日が続いています・・・。

 

 私どもの事務所も、以下の期間はお盆休みに入らせて頂きます。当事務所へのご連絡は、休み明けの8月16日以降にお願いいたします。

 

 

 

 お盆休み期間:8月11日(木)~8月15日(月

2022年08月10日

年末年始のおしらせ

 今年も残りわずかとなりました。

 事務所では少しずつ大掃除が進んでいます。

 

 当事務所では以下の期間はお休みさせていただきます。仕事始めは1月6日となりますので、よろしくお願いいたします。

 それでは良いお年をお過ごし下さい。

 

 

 お正月休み:2022年12月29日~2023年1月5日

2022年12月27日

お盆休みのお知らせ

 毎日、暑い日が続いて『夏真っ盛り』というかんじですね。

 

 そんなこの頃ですが、当事務所は明日からお盆休みに入らせていただきます。お休みの間のご連絡は留守番電話にメッセージを残してくだされば、お休み明けとなる17日以降にこちらから折り返しお電話を致します。

 

 お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

 

 

 お盆休み期間

8月11日~8月16日

 

2023年08月10日

年末年始のお知らせ

 気がつけば、もう年末がすぐそこに来ていますね。

 当事務所も年末年始の案内をする時期となってまいりました。

 

 今年の年末年始のお休みですが、2023年12月29日から2024年1月4日までとさせていただきます。

 

 今年もお世話になりました。皆様によい年が訪れますよう、お祈り申し上げます。

 

 

年末年始休暇期間

2023年12月29日~2024年1月4日

 

2023年12月25日