実は法律事務所って・・・・・・・・(事務員の呟き)

 法律事務所って、一体何なのか?外からはよく分からない事、事務員の目から見たちょっとした日常を呟いたりしていきたいと思います。

 

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はじめして

 はじめまして。加藤友文法律事務所で事務を担当している中川と言います。

 当事務所はこの度、稲沢にて事務所を開設いたしました。場所はお車でも来所しやすい大通り沿いにあります。もちろん、駐車場も完備していますので、ご安心下さい。

 

 よく場所についてお問い合わせがあるのですが、「高御堂の交差点の、来来亭の前に・・・」と言うと「あ~~」と通じる位、分かりやすい場所にあります。実は私も稲沢市民なのでこの交差点はよく知っていました。まさか、よく見ていたこのビルに勤務することになるとは、人生よく分からないものです・・・。

 

 話は逸れてしまいましたが、これからはこちらのブログを担当させていただきます。まだまだ新米な事務員なので、そんな私が見た(知った)法律事務所の中身を書いていこうかと思っていますので、よろしくお願いします。

 

 

2017年02月24日

名前に「総合」ってついている事務所とついていない事務所の違いって?

 法律事務所の名前には、「○○総合法律事務所」というように「総合」がついている事務所と、うちの事務所のように何もついていない事務所があります。その違いって何でしょう??

 と、疑問に思ったので加藤先生に聞いてみました。で、コッソリwikiさんにも聞いてみました・・・・

 

 答えは・・・・明確な違いはないそうです\(◎o◎)/!

 「広い分野にわたって、何でも相談を受け付けますよ」という意味で名前に「総合」を付けたいな・・・という事務所の名前が「総合法律事務所」となり、「まぁ、あえて付けなくても・・・」という事務所の名前には「総合」が付いていない。そんな訳だったそうです。

 今まで、「総合法律事務所」は広い分野を扱う「総合的」な事務所で、それが付いていない事務所は狭い分野しか扱わないのかと思っていたので、とっても意外でした(^0^;)

 因みに、当事務所はどんな分野でもご相談をお受けします(*^o^*)

2017年03月01日

結局、弁護士って何ができるの???

 時々、訊かれるのが「弁護士って何ができるの?どういう仕事なの??」という事です。

 

 「弁護士」と聞くとイメージされるのが、裁判所の法廷で「異議あり!!!!」と言っていたり、「被告人は無罪です」とか言っている場面なのではないでしょうか?(実際、私もそういうイメージが強くありました)

 

 裁判には大きく分かれて刑事裁判と民事裁判があります。簡単に言ってしまえば、警察に捕まって裁判所で裁かれるのが刑事裁判、お隣さんや物の売買で争いになった時に裁判所で決着をつけるのが民事裁判です。なので、「被告人は無罪です」と言っている場面は刑事裁判ですね。というと、TVで見かけるのは殆ど刑事裁判ですね。

 

 TVでやっている通り、弁護士は刑事裁判で被告人を弁護します。相手は検察官という法律のスペシャリストなので、それに立ち向かうには同じく法律に詳しい人についてもらないと、法律を全く知らない被告人は圧倒的に不利です。そこで、検察官と同じく法律に詳しい弁護士が被告人の言い分を裁判で言ったり、手続きをしたりするというわけです。これは多分、TVのドラマなどでもよくやってますよね(私はよく観てます・・・・)。

 

 でも、このお仕事は弁護士の仕事のほんの一部だそうです。確かに、事務所の先生を見ていると刑事事件にかかりっきり・・・・というわけではないです。どちらかと言えば、もう一つの民事裁判などのお仕事の方が多いように見えます。

 

 では、民事裁判では弁護士って何をしてるのでしょう?

 実は・・・・殆ど書類を作っています。意外だったのですが、民事裁判って殆どが書類のやり取りなんです。「あいつに○○円貸したんだ。返せ」という書類を作ったら、相手から「○月○日に返したよ」という書類が来る・・・・みたいな。それを裁判所に提出して、裁判が進んでいく・・・。TVで見ている弁護士とは全然違うので、驚きました\(◎o◎)/!

 

 そして、この民事裁判では基本どんな内容でも裁判ができるので(裁判所が受け付けてくれるものならば・・・ですが)、結局「弁護士って何が出来るの???」と訊かれると、なかなか答えにくいみたいです。

 

 

 そんな話をしていると、大体訊かれるのが「じゃあ、司法書士さんとは何が違うの?」ということですが・・・・弁護士は無制限で何でも出来てしまうけど、司法書士には出来ることに制限がある、というところでしょうか?

 例えば、司法書士は140万円以下の民事事件について相談・交渉・和解をすることはできますが、裁判をすることはできません。一定の研修・考査を受けた特別な司法書士は簡易な裁判をすることはできますが、それ以上をすることはできません。他にも色々ありますが・・・・・

 これは、弁護士は司法試験に合格して、法律について高度で広い知識、そしてそれを操る技術があると言える人たちなのですが、司法書士は司法試験を受けてはいないのでこの能力があるのか分かりません。なので、出来ることに制限があるみたいです。

 

 

 色々、長々と書いてしまいましたが・・・・・結論、「弁護士は何でも出来ちゃいます」

2017年03月06日

お電話にて・・・・・・

 ありがたいことに、事務所には相談のお電話が入ってきます。

 日頃から、私はその一つ一つに事務として応対をし、先生は弁護士として相談を受けたいと思っています。

 しかし、どうしても相談を承れない場合があるのです・・・・・

 

 それが・・・・

 

 「電話での法律相談」です。

 

 平穏な日常だったのに、突然争い事に巻き込まれてしまい、とても不安になってしまって「一刻でも早く誰かに相談したい」「解決したい」というお気持ちが痛いほど分かるので、電話口にて相談を承りたいのはあるのです。しかし、私達としては相談者のお顔を拝見しながらお話をしたいのです。顔を合わせて話をすると、色々なことが伝わってきます。話の中でどの部分に最も不安に感じているのか?こちらの提案に納得していただけているのか?他にも何か伝えたいことがあるのか?など・・・・。

 顔を付き合わせてお話をして、複雑な感情を含めた色々な事情を解きほぐして、そこに法律を当てはめて解決していくのが法律相談だと言えます。

 残念ながら、お電話では相談者のお顔を拝見することが出来ないので、そのような情報を弁護士は得ることが出来ません。つまり、弁護士はしっかりとした法律相談をして的確なアドバイスをすることができないのです。そのような事情もあり、心苦しいのですが当事務所では電話での法律相談はお断りしております。

 

 なので、争い事の真っ只中にいる時には外に出る時間も心の余裕もないかもしれません。でも、その時間と心の余裕を作るために、少しだけお時間を作っていただき、事務所までお越し下さい。ご予約の時に申し出ていただければ、土日祝日・夜間でも法律相談を承ります。

 

2017年03月22日

証拠のお話。

 裁判をするにしても、しないにしても、争い事になれば『証拠』はとても重要なものになります。

 私も幼い時によく「じゃあ、証拠をみせてよ!」と言っていたものです(^0^;)

 

 弁護士に相談する際に「証拠」というと、探偵を雇って写真を撮ってもらったり、役所に行って書類を作ってもらたっり・・・・など、何だか難しいような気がしますが、実際はそれ程難しいものではないのです。意外に身近なものも証拠になったりするんです。

 

 例えば、職場や学校でいじめがあった場合、誰かが日記を付けていたとします。その日記は証拠になるんです。証拠になるということは、訴訟になった場合、裁判所に提出されて、それを元に事実関係を認めていきます。つまり、「○月○日  今日は××さんから殴られた」と書かれていると、そんな事実があったんだな・・・と裁判所は考えることになるのです。

 何を証明したいのか?その証明したい事実によって必要となる証拠は変わってきますが、他に証拠になるものとしては、HPやブログ・掲示板の書き込み、家計簿、領収書、スマホで撮影された動画や写真、LINEの履歴など・・・私達が普段持っている物があったりします。

 日記・・・と言われると付けていない人が多いと思いますが、facebookなどへの書き込みなどは結構やっている人も多いのではないでしょうか?

 

 そういうものを証拠として使うことがないのが一番ですが、何か争い事に巻き込まれそうになったときには、何か証拠として使えそうな物はないか、探してみるのも大事かと思います。

 

 

2017年03月29日
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