先日、マンガを読んでいた際に、目からウロコが落ちました。
藤崎真緒さんの『ハロー ハロー』というマンガの2巻の中に書かれていた事です。
主人公の女の子は訳あって両親がいません。さらに、陸上でオリンピックを目指していたのに、事故でその夢が絶たれました。
事務所に勤めていて、そして私自身の経験でも言えるのですが、交通事故って揉めるんですよね。信号が赤だったのか、黄色だったのか。一時停止していたのか、スピードはどうだったのか?などなど・・・・・。
その女の子も事故の相手と揉めていたようです。これは推測ですが、怪我をしたのがオリンピックを目指していた子で、もうその夢を追いかけられない・・・という要素で揉めていたのかな・・・。
そこで、その女の子の彼氏の母親が、弁護士をしている自分の義弟(彼氏にとっては叔父ですね)に、その女の子の後見人と揉めている事故の解決をお願いしたと告げます。
それを聞いた女の子は「ベンゴシって ベンゴシって そんなフツーに?!フツーに!!?」と驚きます。
まぁ、前のブログにも書きましたが、いきなり弁護士という単語が出ると驚きますよね。特に、女の子は高校生ですから。
そんな風に驚いている女の子に、彼氏は言います。
「弁護士って縁がないとビックリするけど、必要な時は誰でも頼っていい職種だから、おまわりさんとかお医者さんとかと一緒」
「そうなの?ホントに?ビンボーでも?」と問いかける女の子に、
「ホントに。そのために法テラスもあります」
と答えます。
この場面に、目からウロコが落ちました。
そう、弁護士ってお金持ちや犯罪を犯した人しか頼れないイメージがありますが、本当は誰でも頼っていい、町のお医者さんのようなものなのです。
ただ、お医者さんが治すのは人の体ですが、弁護士はその人の日常を平穏に直す事がお仕事なのではないか・・・そう思うのです。