弁護士の作り方。

 どうしたら弁護士になれるのか、ご存じですか?

 

 たくさん勉強すればなれる。頭が良ければなれる。そして、司法試験に合格すればなれる。

 

 全て、間違いではないと思いますが、正解でもないらしいです。

 

 頭の良し悪しはおいておいて・・・・まぁ、それも大事な要素なんですけど、今回は司法試験のお話をしたいと思います。

 

 弁護士・裁判官・検察官になるには、まずは司法試験に合格しなければいけません。

 この司法試験、実は試験期間が5日間もある長期戦なんです。中休みの日があるので、正確には4日間なんですけど・・・それでも長期戦ですよね・・・。しかも、最終日以外は全て朝から夕方まで試験があります。私は秘書検などを持っていますけど、大体が試験日は1日・2日だったりします。それと比べると、とても長く、過酷な試験なんですね。

 

 そんな長期戦を抜け、無事に合格をすると弁護士に・・・・・というわけにはいかないんです。司法試験に合格をすると、今度は1年間の司法修習という研修が始まるので、それを終えなければなりません。言ってみれば、司法試験は司法研修所(司法修習を行うところ)に入るための入学試験・・・のようなものでしょうか。と、いうわけで・・・・・学校に入った後には卒業試験があります。この試験のことを『2回試験』と言うそうです。この2回試験に合格をすると・・・・・晴れて日本弁護士連合会に登録することができ、弁護士になれるのです。

 

 先生のお話では、この2回試験も1科目につき1日がかりだそうで・・・・。1日かけて資料を読み込み、起訴状などを作成するそうです。感覚的には司法試験の方が楽だったと仰ってました。うーん・・・色々大変そう・・・・。

 

 こんな感じで、弁護士の先生達は体力的にもキツい試験を乗り越えて、弁護士になられた方々です。それもこれも、法律のスペシャリストとして、相談者の方から聞いたお話に法律を当てはめて解決をしていくためなのです。

2017年12月13日